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結腸直腸がんのステージ分類

結腸直腸がんは結腸と直腸に発生するがんで、米国国立がん研究所によると、毎年10万件以上の結腸がん、4万件の直腸がんが新たに診断され、約5万人がこのがんで死亡しています。がんの進行度を評価するために、医師は「ステージ」分類を用います。結腸直腸がんはステージ0からステージ4の5段階に分けられます。

ステージ0(癌前病変)

癌がまだ発生していないものの、結腸や直腸の粘膜に異常細胞が認められる状態です。これらの細胞ががん化すれば、他の臓器へ転移する可能性があります。治療は異常部位の外科的切除が中心です。

ステージ1

がんが結腸または直腸の内層を超えて中層まで浸潤していますが、まだ外部へは広がっていません。

結腸がんの場合は、がん部分を切除し、残りの健康な腸を再結合する「腸切除術」が行われます。直腸がんでは、腫瘍の位置に応じて腹会陰切除術(直腸・結腸・肛門の全摘)や、必要に応じて化学療法・放射線療法が併用されます。

ステージ2

がんが結腸の外壁や直腸の壁を越えて周囲組織に浸潤していますが、リンパ節には転移していません。

治療は引き続き腸切除術が基本で、術後に再発予防として化学療法や放射線療法が加えられることがあります。

ステージ3

がんがリンパ節へ転移していますが、他の遠隔臓器には及んでいません。

この段階でも外科的切除は必須で、術後に化学療法と放射線療法を組み合わせて全身的にがん細胞を抑制します。

ステージ4

がんが遠隔臓器や組織へ転移した状態です。手術は主に疼痛緩和や合併症の予防を目的として行われますが、根治的切除は難しいことが多いです。

化学療法と放射線療法が中心となり、症状のコントロールと生活の質の維持を図ります。

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