ステージ3結腸がんの症状と治療法
結腸がん(大腸がん)は、結腸の粘膜にがん細胞が異常増殖することで始まります。大腸は結腸・直腸・盲腸(虫垂)を含む消化管の最後の部分です。がんは進行度(ステージ)で分類され、腫瘍の大きさや広がりを示します。患者の症状や医師による検査結果をもとにステージが決定され、適切な治療方針が立てられます。
認知度(Awareness)
2000年3月、テレビ番組「The Today Show」のホスト、ケイティ・クーリック氏が自らの大腸内視鏡検査を生放送したことで、結腸がんへの関心が大きく高まりました。ミシガン大学の2003年の研究によると、以降検査受診者が急増しています。米国では結腸がんががん死亡原因の第2位となっています。
スクリーニング(Screening)
男女ともに結腸がんは発症し、50歳以上のすべての人が検診を受けることが推奨されています。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、2004年には50歳以上の57%が便潜血検査を受けましたが、41.8百万人以上が未検診のままです。
ステージ分類(Stages)
ステージ0(原位癌):粘膜に異常細胞がある状態。
ステージ1:がんが粘膜層を超えて結腸の内層に広がった段階。
ステージ2は2aと2bに分かれます。2aは結腸壁の中層を超えて他組織に広がり始めた段階、2bは腹膜(腹腔の内側膜)にまで浸潤した段階です。
ステージ3は3つのサブステージがあり、がんがリンパ節、腹膜さらに遠隔臓器へ転移します。
ステージ4は肝臓や肺など主要臓器へ転移した最終段階です。
症状(Symptoms)
早期の結腸がんは症状がほとんどありません。排便習慣の変化や軽い腹痛、倦怠感が見られることがありますが、ほとんど気付かれません。
ステージ3になると、下腹部の痛みや痙攣、排便困難、吐き気、極度の疲労感などが顕著になります。
診断後には、苛立ち・怒り・悲しみ・絶望感といった精神的な症状も現れやすくなります。
治療法(Treatments)
ステージ3の結腸がんは致死的になる可能性がありますが、治療により余命を数か月から数年延長できます。主な目的はがんの転移を止めることです。まず外科手術で腫瘍を可能な限り除去し、部分結腸切除や結腸再建、場合によっては人工肛門(コロストミー)を行います。
手術後は化学療法が行われ、代表的な薬剤はエロキシタン(オキサリプラチン)とアドリュシル(シスプラチン)+ウェルコバリン(5‑フルオロウラシル+葉酸)です。エロキシタンはがん細胞を直接死滅させ、シスプラチンは増殖を抑制し、葉酸は薬効を高めます。その他にも承認済みの薬剤や臨床試験で新しい治療法が研究されています。
