結腸直腸癌の事実
米国がん協会によると、結腸直腸癌は皮膚がんを除くと全がんの中で3番目に多く、がん死亡原因でも3位です。2008年だけで10万人以上が診断され、生涯リスクは約19人に1人です。
リスク要因
直接的な原因はまだ特定されていませんが、いくつかの重要な要因が知られています。腸内にできる腺腫性ポリープは時間とともにがん化することがあります。家族歴、過度の飲酒、年齢が50歳以上であることもリスクを高めます。
症状
初期症状は消化器系に現れます。食欲不振や全身の倦怠感、原因不明の下痢や便秘が続くことがあります。便が細長くなる、排便時に痛みを伴うなどは腫瘍や腫れた組織が腸管を塞いでいるサインです。がんが進行すると、便に血が混じる、皮膚が蒼白になる、急激な体重減少などが見られます。
診断
診断方法は複数あります。デジタル直腸検査では、潤滑した手袋をはめた指で直腸内の腫瘍を触診します。異常がない場合は、大腸全体を観察できる内視鏡検査(コロノスコピー)を行い、リアルタイム映像でポリープや小さな腫瘍を確認します。シグモイドスコピーは直腸と下部結腸に限定した検査です。
治療
早期に発見された場合、外科的切除が最も一般的です。がん部分を切除し、残りの腸を再結合します。術後に化学療法を併用して残存がん細胞を除去し、再発リスクを低減します。腫瘍が大きく外科的に除去できない場合は、放射線療法で腫瘍を縮小させます。
予後
結腸がんの死亡率は全がん死亡の中で3位ですが、過去20年間で死亡者数は着実に減少しています。これは、早期検診と腺腫性ポリープの除去が普及したことが主な要因です。2008年時点で、約100万人の結腸直腸がんサバイバーがいます。
