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肝臓の基本的な機能単位とは?

肝臓の基本的な機能単位

肝臓の最小機能単位は「肝小葉(かんしょうよう)」です。六角形の形をした構造で、中心静脈を取り囲むように放射状に配置された肝細胞(肝臓の細胞)で構成されています。肝小葉は結合組織の隔壁で区切られ、そこには門脈三徴(肝動脈枝、門脈枝、胆管枝)が走ります。

肝小葉で行われる主な代謝・機能

1. 炭水化物代謝

肝細胞は門脈から取り込んだブドウ糖をグリコーゲンへと合成(糖新生)し、血糖が低下した際にはグリコーゲンを分解してブドウ糖を放出します(糖分解)。

2. 脂質代謝

脂肪酸を取り込み、トリグリセリドとして細胞質内に脂肪滴として蓄えるほか、コレステロールや各種リポタンパク質の合成も行います。

3. タンパク質代謝

アルブミンや凝固因子、リポタンパク質などの血漿タンパク質を合成し、特定のアミノ酸の解毒・分解も担います。

4. 解毒作用

薬物や毒素、代謝廃棄物を酵素で変換し、体外へ排泄しやすい形にします。

5. 胆汁産生

胆汁酸、リン脂質、コレステロール、ビリルビンなどからなる胆汁を分泌し、脂質の消化吸収を助けます。胆汁は胆嚢に貯蔵され、必要に応じて小腸へ放出されます。

6. 栄養素の貯蔵

グリコーゲン、ビタミンA・D・B12、鉄・銅などのミネラルを蓄え、体が必要としたときに放出します。

以上のように、肝小葉とそこに存在する肝細胞は、体全体の健康維持に欠かせない多様な代謝プロセスを担う肝臓の根幹です。

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