リンパ腫(非ホジキン・ホジキン)の診断と治療
非ホジキンリンパ腫
非ホジキンリンパ腫はリンパ系に発生するがんで、さまざまな亜種があります。白血球の一種であるリンパ球が悪性腫瘍に変化します。国立がん研究所によれば、年齢を問わず発症し、主な症状はリンパ節の著しい腫脹、発熱、体重減少です。
リンパ腫の原因は?
メイヨークリニックによると、非ホジキン・ホジキンリンパ腫の正確な原因は不明です。がんの発生や増殖に関わる異常遺伝子の活性化が関与している可能性があります。
治療の選択肢
医師はリンパ腫の種類・ステージ・患者の年齢を総合的に判断し、治療方針を決定します。増殖が遅いタイプの場合は、治療を待機させ経過観察することがあります。遅延治療でも最低でも1年は経過観察が必要です。
化学療法と放射線療法
進行性のがん細胞には、経口または注射で投与する化学療法薬の併用が行われます。低悪性度リンパ腫の後期や中・高度悪性度リンパ腫で使用されます。
放射線療法は、化学療法と併用して中等度悪性度腫瘍や特定部位に対して行われます。また、低悪性度リンパ腫の早期段階では放射線が主たる治療となることもあります。
生物学的療法と放射免疫療法
米国食品医薬品局(FDA)は、B細胞性非ホジキンリンパ腫に対しリツキシマブ(Rituxan)を承認しています。リツキシマブは単克体抗体で、免疫系ががん細胞を破壊するのを助け、化学療法と併用されることが多いです。
放射免疫療法は、ibritumomab(Zevalin)やtositumomab(Bexxar)といった薬剤が、他の治療が効果を示さない場合に限り使用が認められています。放射免疫療法は、単克体抗体ががん細胞に結合し、放射線で細胞を破壊しますが、出血や致命的な感染症などの副作用が報告されています。
ホジキンリンパ腫
ホジキンリンパ腫はリンパ系のがんで、細胞が異常増殖し他部位へ転移することがあります。非ホジキンリンパ腫に比べ発症ははるかに少なく、治療は化学療法と放射線療法の併用が一般的です。
リンパ腫の統計
国立がん研究所のデータによれば、2009年には新たに約66,000件の非ホジキンリンパ腫が診断され、19,000件以上の死亡が報告されました。対照的にホジキンリンパ腫は約8,500件の新規診断で、死亡は約1,300件です。
