低リンパ球数(リンパ球減少症)とは何か
低リンパ球数(リンパ球減少症)とは
血液中のリンパ球数が基準値より低い状態を指し、免疫機能の低下を招く可能性があります。リンパ球は感染や疾患から体を守る重要な白血球です。
主な原因
感染症
麻疹、流行性耳下腺炎、インフルエンザなどのウイルス感染や、結核などの細菌感染は一時的にリンパ球数を減少させます。
自己免疫疾患
関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、自己免疫性溶血性貧血など、免疫系が自己組織を攻撃する疾患でもリンパ球減少が見られます。
骨髄疾患
白血病、リンパ腫、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群など、血球が作られる骨髄の機能障害が原因となります。
薬剤
化学療法薬や臓器移植後の免疫抑制剤など、リンパ球の産生や生存に影響を与える薬剤が減少を引き起こします。
HIV/エイズ
HIV感染は免疫系を直接破壊し、特にCD4⁺T細胞の減少により持続的な低リンパ球状態になります。
栄養不足
ビタミンB12、ビタミンC、葉酸などの欠乏はリンパ球の産生を阻害し、低リンパ球数を招くことがあります。
脾腫(脾臓肥大)
脾臓が肥大するとリンパ球が脾臓に捕捉され、血中のリンパ球数が減少します。
放射線治療
放射線は骨髄機能を一時的に低下させ、リンパ球産生が抑制されます。
診断と対応
多くの場合、低リンパ球数は一過性であり、原因疾患が治癒すれば自然に回復します。
しかし、症状が持続したり他の異常が認められる場合は、医師の診察を受けて原因を特定し、適切な治療を受けることが重要です。
