子宮平滑筋肉腫の治療

原因と症状

平滑筋肉腫は体内の不随意筋組織に発生しますが、原因は完全には解明されていません。遺伝的要因や放射線被曝が関与すると考えられています。子宮平滑筋肉腫の場合、10年以上前に骨盤部への放射線治療を受けた経験や、乳がん治療薬タモキシフェンの使用がリスク因子とされています。これらの治療歴がある方は、子宮がん検診を受けることが推奨されます。

初期段階では症状が現れにくいですが、進行すると腹部の違和感、月経前の変化(閉経前の場合)や閉経後の異常出血、体重減少、吐き気・嘔吐などがみられます。これらの症状がある場合は、できるだけ早く医師の診察を受けましょう。

専門医の受診が重要

子宮平滑筋肉腫と診断されたら、同疾患の治療経験が豊富な専門医を受診することが不可欠です。一般の腫瘍医でも症例は非常に少なく、最適な治療計画を立てるには高度な知識と経験が求められます。

手術療法

専門医が決まったら、まずは腫瘍の外科的切除が中心となります。子宮平滑筋肉腫は増殖が速く、腫瘍サイズが治療成績に直結します。直径5cm以上の腫瘍は転移の有無に関わらず予後が不良であり、診断時の腫瘍が小さいほど生存率が高くなります。

ステージⅠの患者は5年生存率が約50%と報告されていますが、ステージが上がるにつれて生存率は急激に低下し、20%未満、最終的には0%に近づきます。

その他の治療法(臨床試験)

進行例に対しては、ドセタキセル、ゲムシタビン、フィルグラスチムなどを組み合わせた新しい治療法が臨床試験中です。最新の治療情報は主治医に確認することが望まれます。

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