インターフェロンによるがん治療のポイントと注意点
インターフェロンは、体内で自然に産生されるサイトカインの一種です。白血球が感染や炎症に対抗するために作り出すタンパク質で、ウイルス感染症の治療だけでなく、複数骨髄腫や一部の白血病、悪性黒色腫(メラノーマ)に対して腫瘍縮小効果が認められ、米FDAの承認を受けています。
メラノーマ(悪性黒色腫)
ミシガン大学総合がんセンターの報告によると、近年の研究でインターフェロンがメラノーマ患者の予後改善に寄与することが示されています。リンパ節転移が認められる患者では再発率が約80%ですが、インターフェロン療法により10〜15%程度低減することが報告されています。通常、12か月間の投与が行われ、治療完了後に腫瘍の再発が抑制されます。
副作用
インターフェロン療法にはさまざまな副作用があります。初期段階では疲労感や倦怠感が強く出やすく、発熱や悪寒も頻繁にみられます。医師からは投与前にアセトアミノフェン(例:タイレノール)を服用するよう指示されることがあります。また、下痢、頭痛、吐き気、食欲不振、うつ状態なども報告されています。
費用
インターフェロンは実験的治療ではないため、ほとんどの保険会社で費用がカバーされます。治療開始前に保険会社へ確認し、カバー範囲を確認してください。保険適用外の場合や保険がない場合は、製薬会社に経済的支援の相談をすることも検討してください。
