再発卵巣がんの治療法
手術
初回診断時には積極的な手術が行われることが多いですが、再発卵巣がんでは手術が選択肢になることは少ないです。初回治療から長期間が経過し、画像検査で腫瘍が単一の塊として確認でき、切除が比較的容易と判断された場合に限り、手術が検討されます。現時点で再発卵巣がんに対して手術が有効であるという明確なエビデンスはありません。
プラチナ感受性卵巣がん
プラチナ感受性とは、最初の治療後6か月以上無病期間が続いた後に再発した場合を指します。これはプラチナ製剤が一定の効果を示したことを意味します。再発時の標準的な治療は、2剤併用化学療法で、最近の研究(NOCC)では二次治療としてこの併用が最も効果的とされています。通常、2〜4サイクル投与後に効果判定が行われます。
プラチナ耐性卵巣がん
再発が治療終了から6か月以内に起こる場合はプラチナ耐性と呼ばれ、プラチナ系薬剤に対する抵抗性があるとみなされます。この場合は、別の化学療法薬を単独で使用することが検討されます。効果判定にはやはり2〜4サイクルが必要です。化学療法が効果を示さない場合は、腫瘍の増殖を抑え、患者さんの身体的・精神的・感情的な快適さを保つことを目的とした緩和ケア(支持療法)が中心となります。
臨床試験への参加
再発卵巣がん患者の選択肢として、臨床試験への参加があります。これは新規の化学療法薬や治療法を受け、効果や副作用を評価するものです。効果が期待できる場合もあれば、重大な副作用リスクもあります。参加を検討する際は、患者本人、主治医、家族が十分に情報を共有し、慎重に判断することが重要です。
再発卵巣がんの治療は個々の病状に応じて最適な選択肢を組み合わせることが求められます。専門医と相談しながら、治療方針を決定してください。
