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進行卵巣癌の治療法と最新アプローチ

卵巣癌は初期に症状が現れにくく、進行すると腹部に腫瘍が広がります。そのため、早期発見が難しく、治療は多くの場合、進行した段階で行われます。主な症状としては腹部の圧迫感や疼痛、膨満感、消化不良、倦怠感、月経異常などがあります。

化学療法

化学療法は手術と併用されることが多く、主にカーボプラチンとパクリタキセルの併用が標準レジメンです。効果が不十分な場合は、腹腔内カテーテルを用いた腹腔内投与(IP化学療法)が行われ、薬剤を直接腫瘍部位へ届けます。副作用として、吐き気、嘔吐、腹痛などが挙げられます。

手術

手術は卵巣癌治療の根本的な手段で、通常は両卵巣の摘出(卵巣摘出術)を行い、必要に応じて子宮、卵管、リンパ節、腹膜組織を含む子宮全摘出術が実施されます。手術後は化学療法や放射線療法と組み合わせて再発リスクを低減します。

放射線療法

放射線療法は主に症状緩和を目的として使用され、外部ビーム放射線(EBRT)により疼痛や腫瘍の増大を抑制します。卵巣癌自体への根治的効果は限定的です。

免疫療法

免疫療法は患者自身の免疫系を活性化して腫瘍細胞を攻撃させる方法です。手術・化学療法後に腹腔内へインターロイキン‑2(IL‑2)を投与したり、腫瘍浸潤リンパ球(TIL)を培養・戻す試みが行われています。また、トラスツズマブやがんワクチンなどの臨床試験も進行中です。

遺伝子治療

遺伝子治療はまだ実用段階ではありませんが、がん細胞の増殖に関与する遺伝子の発現を抑制することを目的としています。非致病性ウイルスをベクターとして利用し、がん細胞に正常な遺伝情報を導入する研究が進められています。

その他の最新治療

近年では、BRCA変異を持つ患者に対するPARP阻害剤や、血管新生を阻害する抗VEGF薬など、分子標的治療が効果を示しています。個々の遺伝子情報に基づく個別化医療が今後の主流となる見込みです。

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