|  | 健康と病気 >  | がん | 膵がん

膵臓とは何か?

膵臓の概要

膵臓は腹部に位置する重要な腺組織で、食物の消化を助ける酵素と血糖を調整するホルモンを産生します。長さ約15センチメートル、重さ約85グラムで、胃の後ろ、左上腹部にあります。

外分泌膵臓(酵素の分泌)

外分泌膵臓は消化酵素を分泌し、食べ物の分解をサポートします。主な酵素は以下の通りです。

  • アミラーゼ:炭水化物を単糖に分解
  • リパーゼ:脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解
  • プロテアーゼ:タンパク質をアミノ酸に分解

さらに、炭酸水素塩を分泌して小腸内の胃酸を中和し、酵素が働きやすい環境を作ります。

内分泌膵臓(ホルモンの分泌)

内分泌膵臓は血糖調節に関わるホルモンを産生します。

  • インスリン:血糖を下げ、細胞へのブドウ糖取り込みを促進
  • グルカゴン:血糖を上げ、肝臓でグリコーゲンをブドウ糖に変換

膵臓に関わる主な疾患

膵炎

膵臓が炎症を起こす状態です。急性膵炎と慢性膵炎に分かれます。

  • 急性膵炎:胆石や過度の飲酒が主因で、迅速な治療が必要です。
  • 慢性膵炎:長期にわたる炎症で、主に飲酒や喫煙が原因。膵機能の永久的な低下や糖尿病、膵臓がんのリスクが高まります。

糖尿病

インスリンの不足または作用不全により血糖が上昇する疾患です。主に2型と1型があります。

  • 1型糖尿病:自己免疫でインスリン産生細胞が破壊され、主に小児・思春期に発症。
  • 2型糖尿病:インスリン分泌不足またはインスリン抵抗性が原因で、成人に多く見られます。

合併症として心臓病、脳卒中、腎不全、失明、神経障害、切断などがあります。

膵臓がん

膵臓で発生するがんで、米国ではがん死亡原因の第4位です。早期発見が難しく、進行した状態で診断されることが多いです。

主な症状は以下の通りです。

  • 腹部痛
  • 体重減少
  • 黄疸
  • 吐き気・嘔吐
  • 倦怠感

治療はがんのステージと患者の全身状態に応じて、手術、化学療法、放射線療法、免疫療法などが選択されます。

膵がん - 関連記事