子どものADD(注意欠陥障害)の兆候と症状
注意欠陥障害(ADD)は、子どもが落ち着かず、長時間同じ場所にいることが難しい状態です。子どもそれぞれが症状の出方は異なり、治療法も個別に決められます。診断は医師が長期間観察した上で行われ、治療には薬物療法や食事・生活習慣の見直しが含まれることがあります。
過活動(ハイパーアクティビティ)
ADDの最も一般的な症状は過活動です。しかし、過活動の現れ方は一様ではありません。ある子どもは授業中に空想にふけり、外見上は静かに見えることもあります。一方で、衝動的に動き回りながらも周囲の声に注意を向けられる子もいます。典型的には、過活動と衝動性、注意散漫が同時に見られます。
衝動的な行動
ADDに伴う衝動的な行動と、子どもが自然に示す衝動性は区別が必要です。たとえば、質問にすぐ答えて会話を遮る程度の行動は普通の衝動です。しかし、会話を途中でやめて部屋を駆け回り、他のことに興味を示すために安全を考えずに走り回る場合は、ADD特有の衝動的行動と判断されます。診断は医師が十分に観察した上で行います。
過剰刺激への反応(オーバースティミュレーション)
視覚や感情の刺激が過剰になると、ADDの子どもは最初は適切に反応しますが、刺激が増すにつれて衝動的で制御できない行動が急激にエスカレートします。刺激が増えても通常の子どもは自制できますが、ADDの子どもは興奮が高まり、親が対応しきれなくなることがあります。
休む時間がない(ノーダウンタイム)
ADDの子どもは常に動き続ける必要があるように見え、座って長時間注意を向けることができません。エネルギーが尽きることなく、静かな時間を持つことが難しく、グループ活動でもしばしば騒がしくなります。
攻撃的な行動
長時間座っているよう指示されると、ADDの子どもは不安や苛立ちから攻撃的になることがあります。他者に対しても攻撃的な態度を示すことがあります。
