糖尿病性黄斑浮腫(DME)の進行と治療について

糖尿病性黄斑浮腫(DME)の進行段階

早期(軽度非増殖性DME)

網膜がやや厚くなり、黄斑に少量の液体がたまります。視力は軽いぼやけやわずかな歪みを感じる程度です。

中期(中等度非増殖性DME)

網膜の肥厚と液体漏出が増加し、中心視野のぼやけや歪みが顕著になります。読書や運転、色の識別が困難になることがあります。

進行期(増殖性DME)

網膜の肥厚と液体貯留が顕著になり、網膜表面に異常血管(新生血管)が形成されます。中心視野がぼやけ、歪み、または欠損(暗点)し、重度の視力低下が起こります。網膜剥離のリスクも高まります。

治療しない場合のリスク

適切な管理が行われないと、黄斑が永久的に損傷し、不可逆的な視力喪失につながります。進行速度は個人差がありますが、時間とともに重度の視覚障害が進行し、日常生活や生活の質に大きな影響を与えます。

治療による効果と主な選択肢

早期診断と適切な治療により、病状の進行を遅らせ、重度の視力低下を防ぐことが可能です。主な治療法は以下の通りです。

  • 抗VEGF薬の硝子体内注射:異常血管の増殖を抑制し、液体漏出を減少させます。
  • レーザー光凝固(フォトコアグュレーション):漏れた血管を封鎖し、液体の蓄積を抑えます。
  • ステロイドインプラント:徐放性ステロイドで炎症と浮腫を抑制します。
  • 経口薬:ステロイドや抗炎症薬が一部の症例で使用されます。

定期的な経過観察と治療計画の遵守が視力維持の鍵です。視覚に変化があればすぐに医師に報告し、予約された検査や治療の調整を欠かさないようにしましょう。

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