リタリンの使用と効果、注意点

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

ADHDは子どもから大人まで、過活動や衝動性、注意散漫が特徴の神経発達障害です。米国では子どもの約3〜5%が罹患しており、2百万人以上がリタリンで治療されています。リタリンは脳内の特定の神経伝達物質の濃度を調整し、落ち着きと集中力を高めると考えられています。

ナルコレプシー(睡眠障害)

ナルコレプシーは、日中に突然眠気に襲われる睡眠障害です。根本的な治療法はありませんが、米食品医薬品局(FDA)はリタリンを日中の眠気軽減薬として承認しています。

その他の潜在的利用

近年の研究では、リタリンが重症の高齢者、脳損傷患者、がん患者、HIV感染者に対しても有益である可能性が示唆されています。具体的には、うつ症状の軽減、記憶力・注意力の改善、言語機能や疼痛コントロールの向上が報告されています。

副作用

リタリンは軽度から重度までの副作用を引き起こすことがあります。代表的なものは、吐き気、神経過敏、めまい、嘔吐、口渇、頭痛、筋緊張、胃痛、食欲不振、睡眠障害です。また、てんかん既往者での発作や視覚障害が報告されています。

注意点・警告

心臓疾患や先天性心欠損のある子ども・青年では突然死のリスクがあり、成人でも心筋梗塞や脳卒中の危険があります。行動障害、双極性障害、敵対性の増加、成長遅延や体重増加の抑制も報告されています。胸痛や息切れ、幻覚などの症状が現れた場合は直ちに医師に相談してください。

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