過活動(ADHD)の子どもに避けるべき食べ物とは?
初期研究
1970年、サンフランシスコのカイザー・パーマネント病院で小児科医・アレルギー部長を務めたベンジャミン・ファイングールド博士は、食品添加物や人工香料・人工着色料と過活動の関係を指摘した研究を発表しました。1994年の北岸病院・コーネル医療センターの研究では、ADHD児に対し保存料や着色料を除いた食事を与えた結果、行動の改善が見られたと報告されています。
食品着色料と過活動
英国食品基準局(FSA)は、特定の人工着色料の組み合わせが一部の子どもの過活動を促す可能性があるとしています。主に使用される着色料は、サンセットイエロー(E110)、キノリンイエロー(E104)、カルモイジン(E122)、アララレッド(E129)、タルトラジン(E102)およびポンソー4R(E124)です。これらはアイスクリームやケーキ、清涼飲料水など子ども向け商品に多く含まれています。
甘味料と過活動
砂糖や人工甘味料(アスパルテームなど)が過活動を引き起こすかどうかは科学的に結論が出ていません。ただし、甘いものに対して感受性が高い子どもは、摂取後に不安や興奮が高まることがあります。砂糖は血糖値を急激に上昇させ、血糖の変動が過活動的な行動を誘発することがあります。
サリチル酸塩
ファイングールド博士は、自然に多く含まれるサリチル酸塩にも注意を呼びかけました。リンゴ、さくらんぼ、ブドウ、オレンジ、トマトなどに多く含まれます。彼は、4〜6週間これらの食品を除去し、症状の変化を観察することを推奨し、代わりにバナナ、皮をむいた梨、レモンジュースなど低サリチル酸塩の食品を取り入れるよう勧めました。
実践的なポイント
子どもの行動をよく観察し、どの食品が過活動を引き起こすかを見極めることが重要です。情報は錯綜していますが、実際に効果があると感じた食品は除去し、変化を記録しましょう。多くの家庭では砂糖や特定の果物の摂取を減らすだけで改善が見られますが、場合によってはより制限的な食事が必要になることもあります。
