子どものADHDスクリーニング:いつ検査すべきかと診断の流れ
ADHD(注意欠陥・多動性障害)の診断件数は史上最高水準です。専門家によると、ADHDは学齢期の子どもに最も一般的な慢性疾患のひとつです。
検査が必要かの判断基準
以下のような症状が見られ、7〜8歳以前に現れた場合は、ADHDのスクリーニングを検討してください。
- 注意が続かない、別のことに気が散る、または「別の世界にいる」ように見える
- 過度に活動的(多動)である
- 衝動的に行動し、結果を考えずに動く
- 学業や対人関係などで期待以下の成果が出ている
他の疾患の除外
まず、医師はADHDと似た症状を示す他の疾患がないか確認します。特に、聴覚や視覚の問題は注意散漫や学業不振の原因になることがあります。最近視力・聴力検査を受けていない場合は、診察時に検査が行われます。
心理学的スクリーニング
聴覚・視覚に問題がないことが確認できたら、心理学的検査が実施されます。ADHDの診断には少なくとも1つのスクリーニングテストが必要で、同時に「多動型」「不注意型」「衝動型」のどれに該当するかを判定するテストも行われます。
面談・情報収集
検査だけで診断は完結しません。医師は保護者への面談を行い、必要に応じて学校の教師やコーチ、子どもと関わる大人にも聞き取りを行います。
神経学的検査(現状)
神経学的検査を用いたADHD診断の研究は進行中です。現在のところ、心理学的スクリーニングと観察に基づく診断が主流です。脳波(EEG)を用いたサブタイプ判定の試みもありますが、実用化には至っていません。
