第二世代抗ヒスタミン薬とは何か?

米国アレルギー・喘息免疫学会の統計によると、米国で約4,000万〜5,000万人がアレルギーに苦しんでいます。季節性アレルギーの予防・治療に最も用いられるのが第二世代抗ヒスタミン薬です。

定義

抗ヒスタミン薬は第一世代と第二世代に大別されます。第一世代は古く、眠気を引き起こす鎮静作用が強いのが特徴です。一方、第二世代は比較的新しい薬で、1日1回の服用で済み、健康な成人に眠気を与えません。

作用機序

第二世代抗ヒスタミン薬は、アレルギー反応時に体内で放出されるヒスタミンの作用を抑制します。ヒスタミンが増えると、くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどの症状が現れますが、これらの薬は血液脳関門を通過しにくいため、眠気が少なく、季節性アレルギーの予防・治療に適しています。

種類

主な第二世代抗ヒスタミン薬は次の3種類です。

  • ロラタジン(商品名:クラリチン) – 市販薬
  • セチリジン(商品名:ジルテック) – 市販薬
  • フェキソフェナジン(商品名:アレグラ) – 医師処方薬

いずれも1回の服用で24時間効果が持続します。

用量・服用方法

  • ロラタジン:成人は1日10 mgを経口投与。効果は1〜3時間で現れます。
  • セチリジン:成人は1日5〜10 mgを経口投与。効果は15〜30分で現れます。
  • フェキソフェナジン:成人は1日60 mgを1回または2回に分けて服用。効果は約1時間で現れます。

服用上の注意点

抗ヒスタミン薬を使用する前に必ず医師に相談してください。他の薬との併用で相互作用が起こることがあります。特に鎮静剤、睡眠薬、筋弛緩薬とは注意が必要です。また、市販の風邪薬や副鼻腔炎薬にも抗ヒスタミン成分が含まれていることがあるため、成分を確認し、薬剤師や医師に相談しましょう。第二世代抗ヒスタミン薬で症状が改善しない場合は、アレルギー専門医の診断を受けることをおすすめします。

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