稲わらアレルギーとは
小麦やオート麦の収穫後に残る稲わら自体はアレルゲンではありませんが、稲わらに付着した粉塵や混入した雑草が問題となります。外因性アレルゲンに敏感な人は、稲わら粉塵が多く飛散する場所を避けるべきです。
外因性アレルゲン
稲わら粉塵は呼吸によって体内に取り込まれ、肺に到達します。体は異物である粉塵に対抗できず、防御反応が起こり、肺で炎症(感作)が生じます。
稲わら粉塵アレルギーの原因
強い、または長時間にわたる曝露が原因です。粉塵は5µm以下の微粒子で、肺胞に吸収され、粉塵中の毒素により炎症が誘発されます。
症状
- 急性反応:曝露後4〜12時間で発熱、筋肉痛、倦怠感、乾いた咳、胸部圧迫感、息切れ。
- 亜急性・再発性反応:咳、息切れ、喉の痛み、吐き気、発汗、頭痛。
- 慢性反応:息切れ、体重減少、間欠的な発熱、エネルギー低下。重症の場合、肺機能の永久的な損傷や死亡につながることもあります。
稲わら粉塵アレルゲンの低減方法
一般換気、局所排気換気、プロセスの分離・囲い込みにより粉塵を抑制できます。農場では、密閉式コンベヤーや漏れのないダクトを使用して粉塵雲の発生を防止し、動物舎内は新鮮な空気、適切な温度・湿度を保つことが重要です。
個人用保護具
急性または慢性の粉塵アレルギー症状がある場合は、呼吸保護具の使用が推奨されます。紙製の粉塵マスクや業務用呼吸器が販売されていますが、購入前に稲わら粉塵を除去できるフィルター仕様か確認してください。
