じんましんの主な原因とは?
じんましん(蕁麻疹)は、かゆみを伴う赤く盛り上がった膨疹で、サイズは消しゴム大から皿ほどまで様々です。通常は数時間から数日で自然に消え、跡が残ることはほとんどありません。症状は不快ですが、喉が腫れて呼吸が困難になるような重篤なケースを除き、基本的に生命に危険はありません。治療は抗ヒスタミン薬の服用や、原因となる刺激を避けることが中心です。
主な原因
アレルゲン
ペットのフケ、花粉、ラテックス、寄生虫、昆虫に刺されることなどのアレルゲンは、じんましんを引き起こす代表的な要因です。アレルゲンによるじんましんは、かゆみや目のかゆみ・涙、鼻づまりといった他のアレルギー症状を伴うことが多いです。
食べ物
特定の食材を摂取した後にじんましんが出ることがあります。卵、甲殻類、魚、乳製品、ナッツ、ベリー類、トマト、チョコレートなどが代表的です。生の食材は加熱したものよりもじんましんを誘発しやすく、食品添加物や保存料も原因になることがあります。症状は摂取後数分から数時間以内に現れます。
医薬品
ペニシリン、イブプロフェン、アスピリンはじんましんを起こしやすい薬剤です。その他、抗生物質、鎮静剤、利尿剤、ビタミン剤、制酸剤なども報告されています。特にイブプロフェンなどの抗炎症薬は慢性じんましんを悪化させることがあります。
環境要因
熱、日光、寒さ、湯、運動、振動、圧迫、精神的ストレスなどもじんましんの誘因となります。たとえば、きついベルトや靴下の締め付けが皮膚に圧力を与えると、圧迫部位に膨疹が現れます。熱いシャワーや冷たいプールも人によっては発症のきっかけになります。
感染症
呼吸器感染、肝炎、伝染性単核球症、溶連菌性咽頭炎、真菌感染などがじんましんを引き起こすことがあります。特に子どもは風邪が原因でじんましんが出ることが多いです。
皮膚圧痕症(Dermatographia)
皮膚に擦り傷や圧力を加えると、線状にじんましんが現れる状態です。乾燥肌は症状を悪化させます。米国皮膚科学会によると、米国人口の約5%がこの症状を持ち、数か月から数年にわたって続くことがあります。
免疫疾患
甲状腺疾患、がん、全身性エリテマトーデス(SLE)などの免疫系の異常は、慢性じんましん(6週間以上続く)を引き起こすことがあります。
じんましんは原因が特定できないことも多く、症状が続く場合は皮膚科専門医に相談し、適切な検査と治療を受けることが重要です。
