ロラタジンの副作用と注意点

ロラタジンは、処方箋なしで購入できる市販の抗アレルギー薬です。商品名は「クラリチン」や「アラヴァート」などがあり、体内でアレルギー反応の主因となるヒスタミンの産生を抑制します。鼻水や目のかゆみといった症状を軽減しますが、使用者の中には様々な副作用が現れることがあります。

神経系

  • 成人では頭痛が最も一般的で、臨床試験では約12%の使用者が報告しています。眠気は約8%に見られ、めまい、振戦、眩暈も起こり得ます。
  • 小児は眠気より落ち着きのなさが目立ち、めまい・眠気のため運転や重機操作は避けるべきです。稀に痙攣が起こることがあります。

消化器系

  • 小児の約2%が腹痛を訴えます。成人では食欲変化、味覚異常、便秘・下痢、消化不良、げっぷ、嘔吐などが報告されています。

呼吸器系

  • 小児は喘鳴や上気道感染がそれぞれ約4%、2%の頻度で見られます。成人では稀に気管支炎、咳、呼吸困難、鼻粘膜乾燥、鼻副鼻腔炎が報告されています。

感覚系

  • 小児の約2%が結膜炎(目の炎症)を起こします。成人ではまれに涙目、視力ぼやけ、眼痛、耳鳴り、耳痛が報告されています。

精神・精神医学的

  • 注意力低下、不眠、イライラ、うつや不安が起こり得ます。稀に混乱、偏執、記憶障害が報告されています。

生殖・性機能

  • 男女ともに性欲低下が見られることがあります。女性では乳房痛、月経痛、過多月経、膣カンジダ症の増加が報告されています。動物実験で胎児への有害性が示唆されているため、妊娠中の使用は医師の判断が必要です。

肝臓

  • 一部の使用者で肝機能低下が起こり、黄疸や皮膚の黄変が見られます。重症例では肝炎や永久的な腎障害に至ることがあります。

その他の副作用

  • 低血圧、頻脈、失神が報告されています。血小板減少症(血小板が減少しやすくなる)により出血が長引くリスクもあります。極稀に、ロラタジンの成分に対する重篤なアレルギー反応が起こります。

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