グルテンアレルギーとグルテン不耐症の違いとは?

グルテンは小麦、ライ麦、大麦に含まれるたんぱく質で、パンや焼き菓子はもちろん、醤油やリップクリームなどさまざまな製品に含まれています。グルテンに敏感な人は、主に「グルテンアレルギー」または「グルテン不耐症」のいずれかの症状を示します。

名前の違い

「グルテンアレルギー」は時に「小麦アレルギー」と呼ばれますが、小麦には多数のたんぱく質があり、アレルギーの対象は必ずしもグルテンだけではありません。また、グルテン不耐症を誤ってグルテンアレルギーと呼ぶ人もいますが、両者は異なる状態です。

グルテンアレルギー

グルテンアレルギーは食物アレルギーの一種で、体の免疫システムがグルテンを有害と認識し、IgE(免疫グロブリンE)抗体を産生します。これによりヒスタミンが放出され、発疹、舌の腫れ、最悪の場合はアナフィラキシーショックなどの症状が現れます。

グルテン不耐症(セリアック病)

米国国立衛生研究所(NIH)では、グルテン不耐症を「セリアック病」または「セリアック・スプルー」とも呼びます。これはアレルギーではなく、自己免疫反応の一種です。グルテンが腸内に入ると、体は小腸の絨毛(じゅうもう)を攻撃し、損傷させます。その結果、栄養吸収不良や腹痛、下痢などの症状が起こります。

診断

グルテンアレルギーか不耐症かを疑う場合、医師は血液検査でIgE抗体の有無を調べます。また、セリアック病の疑いがある場合は、小腸の生検により絨毛の損傷の有無を確認します。

治療

現在の唯一の治療法は、グルテンを完全に除去した食事です。食品ラベルをよく読み、麦類(小麦、ライ麦、大麦)を含む製品を避ける必要があります。

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