トマトやトマト植物に対するアレルギー反応の対処法
ヒトの免疫系は、脅威とみなす特定のタンパク質に遭遇すると防御反応を起こし、抗体を放出してヒスタミンの産生を促します。皮膚でヒスタミンが放出されると発疹やかゆみが生じ、消化器官では吐き気や嘔吐、呼吸器では気管支収縮や呼吸困難が起こります。
トマトやトマトの植物に対してこの反応が起きる人もいます。その原因は完全には解明されていませんが、アレルギー症状が出た場合の対処法や予防策を知っておくことは重要です。
医師の受診
- アレルギー専門医に皮膚テストや血液検査を受け、トマトへの反応を確認してもらう。
- 検査結果を踏まえて医師にアレルギーの説明を受け、症状が出た際の治療法を相談する。
- 重度の反応が予想される場合は、エピネフリン自己注射薬(アドレナリン)などの処方を受ける。
アレルギー予防
- トマトやトマト植物との接触を避ける。
- ジュース、ソース、ドレッシングなど、トマトを含む食品の成分表示を必ず確認する。
- レストランやビュッフェで使用される調理器具の交差汚染に注意する。
- 園芸店や苗屋などでトマト植物が置かれているか確認し、必要なら回避する。
軽度〜中等度の反応の対処
- 蕁麻疹や発疹、かゆみ、目のかすみなどは、経口抗ヒスタミン薬(ベナドリル、クラリチンなど)で症状を和らげる。
- 腫れがある場合は、イブプロフェンやアセトアミノフェンなどの抗炎症薬を服用する。
- 皮膚のかゆみや炎症には、ステロイド外用薬や抗ヒスタミン軟膏、カラミンローションを使用する。
- 症状が悪化しないか、経過観察を続ける。
重度の反応への対処
- 顔や口、喉の激しい腫れ、腹痛、嘔吐、呼吸困難などの生命に関わる症状が現れたら、直ちに救急搬送または119に連絡する。
- エピネフリン自己注射薬がある場合は、アナフィラキシーショックの兆候が出たらすぐに使用し、指示に従って投与する。
- ショック予防のため、患者を仰向けに寝かせ、足を枕で約30cm持ち上げ、毛布で保温する。
- 医療スタッフが到着するまで、症状の変化を注意深く観察し続ける。
