重度の鼻詰まりを和らげる方法
原因
鼻詰まりの原因は様々です。最も一般的なのは季節性・動物アレルギー、風邪、乾燥した空気、鼻副鼻腔炎です。その他、ストレス、妊娠、香水、ホルモン変動、低温、タバコの煙、甲状腺の問題なども一時的に鼻粘膜を腫らせます。環境要因以外では、鼻中隔湾曲や喘息が重度の鼻詰まりを引き起こすことがあります。鼻中隔が左右どちらかに偏ると、一方の鼻腔が狭くなり、空気の流れが阻害されます。
症状
鼻詰まりには、眉間や上顎歯の上部に圧迫感や痛みが伴うことがあります。粘り気のある黄緑色の鼻汁が出ることもあります。横になると症状が悪化しやすく、後鼻漏、口臭、乾いた刺激性の咳が出ることがあります。
鼻うがい
鼻うがいは自宅でできる最も効果的な治療法の一つです。食塩水や市販の鼻用生理食塩水で鼻腔内の粘液や刺激物を洗い流します。ネティポットを使うと簡単です。温かい食塩水をネティポットに入れ、頭を前かがみにして上側の鼻孔に注ぎます。水が鼻腔を通り、もう一方の鼻孔から流れ出ます。左右交互に行い、1日数回でも構いません。定期的に行うと、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の症状が市販薬よりも改善されることがあります。
医薬品治療
市販薬でも鼻詰まりの不快感を軽減できます。鎮痛剤(アスピリン、イブプロフェン、アセトアミノフェン)は副鼻腔の圧迫痛を和らげます。抗ヒスタミン薬は余分な粘液を乾かし、去痰剤や血管収縮剤は鼻腔内の粘液を除去します。市販の鼻スプレーも有効ですが、依存性や粘膜の乾燥を防ぐために数日以上の連続使用は避けてください。
医師に相談すれば、処方薬として高用量の鎮痛剤や、感染が疑われる場合は抗生物質、炎症が強い場合はステロイド系鼻スプレー(コルチコステロイド)を処方してもらえます。
環境と食事の工夫
加湿器や蒸気吸入は鼻腔を潤し、通りやすくします。蒸気にメントールを加えると、さらなる効果が期待できます。また、辛い食べ物(唐辛子、ホットソースなど)を摂取すると、一時的に鼻腔が開き、鼻詰まりが緩和されることがあります。メキシコ料理、中華料理、インド料理などのスパイシーな料理が有名です。
手術
慢性的な鼻詰まりで、原因が鼻中隔湾曲の場合は手術が最終手段となります。中隔形成術(Septoplasty)では、偏位した鼻中隔を正中に戻すために、必要に応じて軟骨や骨を切除・再配置します。手術後は空気の流れが改善し、鼻詰まりが軽減されます。
