カビとカビアレルギーの違いと対策
カビ(カビ菌)とカビ(ミルデュー)は、食品やシャワーカーテンに見られるふわふわした菌類としてしばしば混同されますが、実際には異なる種類です。カビは湿った壁や腐敗した食品などに生え、青や赤、黒など様々な色があります。一方、ミルデューは主にシャワーや窓枠に発生し、白や灰色の粉状・ふわふわした外観です。色や質感は異なりますが、どちらもカビアレルギーを持つ人にとっては危険です。
原因
- カビは空気中に漂う胞子で繁殖します。免疫システムがこの胞子を異物と認識し、過剰に反応するとアレルギーが発症します。次に胞子に接触すると、ヒスタミンなどの化学物質が放出され、目のかゆみやくしゃみなどの症状が現れます。
リスク要因
- 年齢・性別・人種に関係なく発症しますが、職場や自宅で頻繁にカビに触れる環境はリスクを高めます。遺伝的要因や、ペットのフケ、花粉など他のアレルゲンに対する感受性も影響します。
症状
- 目や鼻のかゆみ、鼻炎、鼻づまり、涙目、くしゃみが典型的です。重症例では気道が狭まり、喘息を誘発することがあります。
診断
- 医師は問診と身体検査の後、皮膚プリックテストを行います。疑わしいアレルゲンを希釈した液体で前腕や背中に小さな刺し傷を作り、反応が出るか観察します。赤い膨らみ(膿疱)ができればカビアレルギーと判断されます。
治療・対策
- 市販の抗ヒスタミン薬や去痰薬で症状を軽減できます。重症の場合は医師の処方によるステロイド系鼻スプレーが有効です。薬が効きにくい場合は、アレルゲン免疫療法(アレルギー注射)を検討します。
- 根本的な対策として、湿度管理や定期的な換気でカビの繁殖を防ぐことが重要です。
