ブラックヘナ(PPD)アレルギーの原因・症状・対策
原因
ブラックヘナを黒くするために、化学薬品パラフェニレンジアミン(PPD)が添加されることがあります。PPDは本来ヘアカラー用に承認されており、皮膚に直接塗布すると副作用が報告されています。ヘナアーティストが使用する専門製品は包装表示法の対象外であるため、消費者は成分を把握しにくいです。
症状
PPDに対する最も一般的な反応は接触性皮膚炎で、炎症、 水疱、 開放性潰瘍が現れます。症状は接触後3〜10日で出現し、数週間続くことがあります。PPDに感受性がある人は早期に症状が出ることがあります。稀にアナフィラキシーショックを引き起こし、気道閉塞や心拍リズム異常をもたらすことがあります。
治療法
接触性皮膚炎は、トリアムシノロンなどのステロイド外用薬(軟膏・クリーム)で治療します。重篤なアナフィラキシー反応が起きた場合は、緊急医療が必要です。
長期的な影響
PPDアレルギーによる皮膚は瘢痕を残し、タトゥー部位の色素が永久に変化することがあります。一度PPDに過敏症を示すと、ヘアカラーや濃色の衣類、日焼け止め、特定の薬剤に対しても感受性が高まりやすくなります。
予防策
「ブラックヘナ」や「速乾黒ヘナ」などと宣伝されている製品は避け、使用するヘナの成分を必ず確認してください。PPDが含まれると、天然ヘナより数時間で色が付く代わりに、タトゥーの持続期間が数日から数週間長くなることがあります。成分不明の黒ヘナは使用しないよう注意しましょう。
