鼻づまりのためのアレルギー免疫療法(アレルギーショット)

鼻づまりは、主に副鼻腔粘膜の炎症が原因で、アレルギーや風邪などウイルス感染がきっかけになることが多いです。市販の抗アレルギー薬で症状が改善しない場合、免疫療法(アレルギーショット)が長期的に効果的です。

アレルギー免疫療法の第一人者であるアラン・R・ハーシュ医師(著『What Your Doctor May Not Tell You About Sinusitis』)によると、治療は通常3〜5年にわたる完全コースで、ほとんどの患者がアレルギー症状の持続的な緩和を実感すると述べています。

  1. 導入期

    • 導入期では、患者の免疫系に少量から徐々に増量した特定アレルゲンを投与します。メイヨークリニックによれば、この期間は通常3〜7か月で、週1〜3回の注射が行われます。時間とともに投与量を増やし、耐性を形成します。医師が投与量や頻度を上げることで期間を短縮できる場合もありますが、その分軽度の副作用リスクが高まります。妊娠中の患者はこの治療を受けるべきではありません。

    維持期

    • 導入期が完了すると、維持期に移行し、月に1回の注射で脱感作効果を維持します。ハーシュ医師は、アレルギーの再燃を防ぐために、3〜5年の全期間にわたって月1回の注射を続けることを推奨しています。免疫療法は、草や樹木、雑草の花粉、カビ胞子、猫のフケ、虫刺されなど幅広いアレルゲンに対応可能です。

    副作用

    • アレルギーショットの一般的な副作用は、注射部位の腫れや赤み、軽いくしゃみ、ぜん鳴(ぜんめい)や蕁麻疹です。稀に喉の腫れや胸部の圧迫感が現れた場合は、直ちに医療機関を受診するか救急搬送が必要です。治療開始前に皮膚プリックテストを行い、患者ごとの感作アレルゲンを特定することで、投与されるワクチンは個別化されます。

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