アレルギー薬の長期使用と健康への影響

米国アレルギー・喘息・免疫学会(AAAAI)によると、アメリカ国内で約5,000万人が何らかのアレルギーに悩んでいます。最も一般的な治療法は抗ヒスタミン薬で、屋内外のアレルギーに苦しむ人の多くが、1日1回の抗ヒスタミン薬を数年にわたって服用しています。代表的な薬剤はロラタジン(商品名:クラリチン)、セチリジン(商品名:ジルテック)、ジフェンヒドラミン(商品名:ベナドリル)です。

睡眠障害(不眠)

多くの抗ヒスタミン薬は鎮静作用があり、眠気を引き起こします。長期間使用すると、体が薬に依存して睡眠を取るようになることがあります。急に服用を中止すると、不眠症状が現れることがありますが、数週間経てば自然に睡眠リズムが回復します。

記憶力低下

抗ヒスタミン薬の長期使用は、短期記憶・長期記憶の両方に影響を与えることがあります。特に子どもは鎮静作用により学業成績が低下しやすく、また高齢者は認知症やアルツハイマー病のリスクが高まる可能性があります。

気分変動

数年にわたって薬を継続使用し、急に中止すると、気分の揺れを感じることがあります。極端な感情の起伏は稀ですが、体が薬のない状態に順応する過程で微妙な変化が起こります。

心臓への影響

心疾患を抱えている人は、抗ヒスタミン薬の長期使用は避けるべきです。薬の使用が続くと、既存の心臓疾患が悪化するリスクがあります。

使用上の注意

いかなる薬でも長期間使用する場合は、必ず医師の指導のもとで行うべきです。市販薬であっても、医師の指示なしに長期使用することは想定されていません。ラベルには「症状が7日以上続く場合は医師に相談してください」と記載されています。

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