スティーブンス・ジョンソン症候群の長期的影響
スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)は、主に薬剤へのアレルギー反応として起こる重篤な皮膚炎で、ウイルスや細菌感染でも発症することがあります。医学的には「紅斑性多形症」と呼ばれ、最悪例は「中毒性表皮壊死症(TEN)」と呼ばれます。症状が重くなると、長期的な障害が残ることがあります。
初期症状
- 発熱、倦怠感、喉の痛み、咳、頭痛、吐き気などの全身症状が現れます。
- その後、下肢や腕、口腔内に小さな発疹や水疱ができ始めます。症状は比較的早期に治療すれば進行を止められますが、稀な疾患であるため誤診されやすいです。
重篤な症状
- 皮膚や粘膜に広範囲の痛みを伴う潰瘍が形成されます。
- 最悪の段階では、全身に大きな水疱ができ、皮膚が剥がれ落ちることがあります。こうしたケースは焼傷治療ユニットで管理されます。
瘢痕形成
- 重症化すると、皮膚に永久的な瘢痕が残ります。
- 場合によっては、内臓の粘膜にも水疱ができ、瘢痕化して臓器機能が低下することがあります。
再発・慢性症状
- 症状の再燃は数か月にわたって続くことがあり、呼吸困難、嚥下障害、歩行困難、全身倦怠感などが見られます。
視覚障害
- 眼の粘膜が侵されると、失明や部分的な視力低下、その他の視覚障害を引き起こすことがあります。
致命的合併症
- 重症例では、感染や多臓器不全が進行し、死亡に至ることがあります。
