ホエイアレルギーの症状と対処法
牛乳は主に2つのたんぱく質に分かれます。水分の多いホエイは全たんぱく質の約20%を占め、残りはカゼインです。牛乳アレルギーと乳糖不耐症は同じものではなく、前者は免疫系、後者は消化系に影響しますが、症状が似ていることがあります。
症状の起源
免疫系はホエイ中のたんぱく質をウイルスなどの異物とみなし、攻撃します。多くの場合、反応が過剰になり、体を守るための化学物質が放出されます。これらの化学物質への体の反応がホエイアレルギーの症状を引き起こします。症状は摂取直後に現れることもあれば、数時間後に現れることもあり、個人差があります。また、同時に複数の体システムが影響を受けることもあります。
消化器系の反応
乳糖不耐症と同様に、ホエイアレルギーでも下痢、腹痛、膨満感、嘔吐、吐き気などの消化器症状が現れます。これらはホエイを含む食品を摂取した直後や数時間後に起こります。乳糖不耐症では酵素サプリで対処できますが、ホエイアレルギーの場合は摂取を中止するしかありません。
呼吸器系の反応
くしゃみ、目のかゆみ・涙、咳、鼻水といった季節性アレルギーに似た症状が現れます。場合によっては喘息発作を誘発することもあります。一般的な花粉や樹木のアレルギーとは異なり、ホエイアレルギーは摂取をやめれば防げます。
皮膚(外皮系)の反応
湿疹、蕁麻疹、発疹などの皮膚症状が現れることがあります。これらは単独で出ることもあれば、他の症状と同時に出ることもあります。また、口周りの腫れや赤みが見られることもあります。
全身性の重篤反応(アナフィラキシー)
稀に、アレルギー反応が過剰に広がり、アナフィラキシーショックを起こすことがあります。口や喉、気道が腫れて呼吸が困難になり、適切なエピネフリン注射が遅れると致命的です。血圧が急上昇し、めまいや失神を伴うこともあります。緊急の医療処置が必須です。
