初期アルツハイマー病の症状と段階
アルツハイマー病は脳細胞が死滅する進行性の疾患で、記憶喪失や認知機能の低下は正常な老化ではなく、認知症の典型的な症状です。早期に症状を認識することで、症状緩和や将来の介護計画を立てやすくなります。
アルツハイマー病の段階
ステージ1(初期兆候)
日常生活にほとんど支障はなく、たまに起こる軽度の記憶忘れ以外は正常に機能します。
ステージ2(軽度の記憶障害)
頻繁に起こる記憶の抜けや、よく使う言葉や物の置き場所を忘れることが増えますが、本人や周囲はまだ異変に気づきにくいです。
ステージ3(認知機能の低下が顕在化)
友人や家族が、名前や会話内容を思い出せない、ニュースや読んだ記事の内容を忘れるなど、認知の低下を指摘し始めます。
ステージ4(軽度認知症)
計算や家計管理ができなくなり、家族や日常の出来事を忘れることが頻繁になります。記憶障害への自覚から、社会的な場面から離れがちになります。
ステージ5〜7(中〜重度認知症)
日常生活全般での自立が困難になり、食事・着替え・排泄などの基本的な介助が必要となります。最終的には言語・反射機能も低下し、身体機能が徐々に衰えていきます。
早期に診断を受け、適切なサポートや治療を開始することが、患者さんと家族の生活の質を保つ鍵となります。
