認知症の末期段階

種類

認知症はさまざまな疾患や病状に伴う症状であり、単独の病気というよりも症候群です。ハンチントン病、パーキンソン病、クルツフェルト・ヤコブ病、梅毒、腎不全などが原因となることがあります。一般的に知られているのは、アルツハイマー病という認知症の主な形態です。

診断

医師は主にバリー・ライスバーグ医師が開発したFAST(Functional Assessment Staging)スケールを用いて、認知症の末期を判定します。スケールの第7段階が最終段階を示し、認知症全般の機能的評価に使用されますが、身体的合併症については評価しません。

特徴

FASTスケールで末期とされる段階では、認知機能がほぼ完全に失われ、歩行や座位、トイレの使用、頭部の保持すらできなくなります。患者は笑顔や言語での意思表示ができず、泣き声やうなり声でしか意思を伝えられません。

影響

末期認知症の患者は、赤ん坊のように全ての世話を必要とします。介護者は愛情と共感をもって支える必要がありますが、患者からの認識や感謝は期待できません。特に、成人した子どもが高齢の親を介護する場合、役割の逆転が大きな精神的負担となります。

注意点

末期認知症は死亡まで約6か月を要することが多く、家族や介護者にとって厳しい現実です。イライラやうつ状態に陥ったら、医師や地域の病院、自治体の福祉施設などで介護者支援グループを探すことが重要です。

予防・対策

必要に応じて、末期認知症患者を専門の介護施設に入所させることも検討すべきです。本人や家族が自分の健康や精神状態を維持できなくなった場合、継続的で質の高いケアを提供できる施設への入所が最善策となります。医師からは地域の介護施設の紹介情報を得られます。

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