腹部大動脈瘤の症状と注意点
腹部大動脈瘤(AAA)は、体内で最も太い動脈である大動脈の壁が膨らんだ状態です。主な原因は動脈硬化で、脂肪が血管壁にたまります。小さな瘤は無症状であることが多いですが、急速に拡大すると致命的になるため、兆候を把握しておくことが重要です。
痛み
- 腹部、胸部、背中下部、脚や臀部に鈍い痛みから激しい痛みまで様々です。激しい痛みは瘤が破裂に近い可能性を示します。
脈打感(ズキズキ感)
- 腹部に拍動やズキズキした感覚を感じることがあります。
しこり(腫れ)
- 瘤が大きくなると皮膚の下にしこりができ、触診で触れられることがあります。多くはへそ付近に現れます。
下肢の痛み・冷感
- 瘤から血栓が剥がれ、脚へ流れ込むと血流が遮断され、足やつま先が冷たくなったり痛みを伴うことがあります。
その他の症状
- 心拍数の増加、発熱、体重減少などが見られることがあります。
警告
- 症状が出るほど瘤が大きくなると、生命に関わる危険が高まります。米国国立衛生研究所によると、破裂した腹部大動脈瘤の生存率は40%未満です。
