中年女性に見られる食欲不振のサインと症状

神経性無食欲症(Anorexia nervosa)は、極端な痩身と体重増加への不安が特徴の摂食障害です。メイヨークリニックの精神科医ドナルド・マクラウィン博士は、同症の中年女性は若年層よりも治療を求める意欲が高いと指摘しています。正しい知識を持てば、本人が助けを求められない状況でも適切なサポートができるようになります。

過度の運動

  • 毎日の軽い運動が好きなだけで摂食障害とは限りませんが、1日に何度もランニングをしたり、立ち止まるたびにレッグプレスを行う、1時間ごとに20回のシットアップを行うといった極端な運動は異常です。また、体重を頻繁に測る、鏡を執拗にチェックする、太ももの厚さを測定し続けるなど、自己評価に過度に執着している場合も注意が必要です。

他人への評価

  • ジョンズ・ホプキンス・メディシンの報告によると、体型への過剰な執着が「若さを保つ」手段と結びつき、中年女性の摂食障害が増加しています。外見に関するコメントが頻繁に出る場合は、見た目への執着が強いサインです。疑いがある場合は、公共の場でリラックスした会話を試み、外見に関する話題が中心になっていないか観察しましょう。

食べ物への執着

  • 食事の用意が得意で大きな料理を作る中年女性でも、実は摂食障害を抱えていることがあります。自己飢餓状態になると、食べ物への執着が高まり、食事の時間や場所、食べ方に独自の儀式を設けることがあります。たとえば、他人の前で食べる際に特定の姿勢や場所を要求し、それが守れないと「食べられない」「空腹でない」と主張する場合があります。

大きな生活ストレス

  • 中年期に摂食障害が現れる背景には、結婚や離婚、子育ての終わり(空巣症候群)、親の死、職場でのトラブル、経済的困窮などの重大なライフイベントがあります。これらのストレスが外見への過度な関心や体形への不安を引き起こし、極端な食事制限へとつながります。

身体的変化

  • 更年期の症状と称して摂食障害のサインを隠すことがありますが、以下のような身体的変化が見られる場合は注意が必要です:抜け毛・薄毛、骨粗鬆症、皮膚の黄ばみ、月経停止、常に寒さを感じる、体全体に細い毛が増える、便秘など。

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