摂食障害(拒食症)患者の入院基準と対処法

摂食障害(拒食症)患者が身体的・心理的危機に陥った際、入院が必要になることがあります。明確な基準はありませんが、生命に関わる状態になった場合は、医療機関や精神科への入院が検討されます。

必要なもの

  • 精神科医
  • 内科医

身体的症状による入院基準

  1. 重度の栄養失調の身体的サインが見られたら、すぐに病院へ連れて行きます。極端に痩せた体や細い四肢、皮膚が透けて骨が見えるといった典型的な症状に加えて、骨がもろく折れやすい、爪周辺の皮膚が変色・たるむ、全身の倦怠感や筋力低下なども危険なサインです。

  2. 摂食障害に起因する重度の脱水症状が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診してください。顔面(特に頬)の凹みや皮膚のくぼみ、頭痛、目の痛みは脱水の初期症状で、放置すると立ち上がれなくなる、歩行困難、意識消失といった重篤な状態に進行します。

  3. 心拍の不整脈や異常が見られたら、できるだけ早く医師の診察を受けさせましょう。患者本人が症状を訴えにくいことが多いため、周囲が注意深く観察し、異変を見逃さないことが重要です。

  4. 摂食障害に伴う他の身体的合併症についても把握しておきましょう。低体温や免疫機能低下は入院が必要となる深刻な症状です。

心理的症状による入院基準

  1. 精神科医やカウンセラーと相談し、摂食障害の心理的危機サインを正しく認識できるようにしましょう。緊急時に適切に対応できる準備が重要です。

  2. 法律を理解しておくことも大切です。精神疾患が本人の安全を著しく脅かす場合、強制的に治療を受けさせることが可能です。自殺願望の表明や自殺未遂は、強制治療の根拠となります。

  3. 摂食障害の家族や介護者の助言に従い、必要に応じて入院治療または外来治療を受けさせましょう。

神経性食欲不振症(拒食症) - 関連記事