関節炎に氷を使った治療法
変形性関節症(Osteoarthritis)
変形性関節症は関節と軟骨が徐々に摩耗・劣化する疾患です。最も一般的な関節炎で、背中・股関節・膝など様々な関節に現れます。痛みや日常動作の困難、こわばり、鈍い痛みなどが主な症状です。
関節リウマチ(Rheumatoid Arthritis)
関節リウマチは関節の滑膜に炎症が起こる自己免疫疾患です。痛み、機能低下、こわばりが見られ、女性に多く発症します。初期は関節の腫脹・温感・赤みが現れ、進行すると骨や軟骨が破壊されます。
氷(冷却療法)を使用すべきタイミング
炎症を抑えて疼痛を和らげる目的や、症状が急激に悪化するフレア時に氷を使用します。炎症性の関節リウマチの患者は冷却療法を頻繁に利用すると効果的です。一方、こわばりの改善や筋肉のリラックスを目的とした場合は氷は適しません。
氷の正しい使い方
関節は形状が不規則なため、柔らかいジェルパックや砕いた氷を布やタオルで包んで使用します。皮膚に直接当てず、傷や擦過傷、潰瘍がある部位には使用しないでください。1回の冷却は20分以内にとどめましょう。
使用時の注意点
冷却後は皮膚の状態を確認します。紫色に変色したり、膨らんだ発疹(じんましん様)が出た場合は冷却が長すぎた、または冷たすぎたサインです。水ぶくれや赤みの斑点も過度の使用の兆候です。治療後は関節を軽く動かし、こわばりが残らないようにしましょう。
