ALSの治療法と対策は?
治療薬
リルゾール(Rilutek)は、米FDAが承認した唯一のALS用薬です。グルタミン酸の放出を抑制し、運動ニューロンの損傷を遅らせます。平均で生存期間を約3〜6か月延長すると報告されています。
エダラボン(Radicava)は日本・欧州で承認された薬で、酸化ストレス(活性酸素による細胞障害)を軽減します。筋力低下の進行を遅らせ、生活の質を向上させる効果が示されています。
リハビリテーション・支援
理学療法は筋力と可動域を維持し、拘縮や褥瘡といった合併症を予防します。
作業療法は日常生活動作の工夫や補助具の使用方法を指導し、できるだけ自立した生活を支援します。
言語療法は発話筋の機能低下に対応し、コミュニケーション手段を維持する訓練を行います。
呼吸療法は呼吸困難や肺炎の予防に役立ち、必要に応じて人工呼吸器や非侵襲的換気を提供します。
栄養管理は十分なエネルギーと栄養素の摂取を確保し、体重減少や嚥下障害に対応します。
補助装具(車椅子、歩行器、杖など)は移動性と自立性を維持するために重要です。
治癒について
現在、ALSを根本的に治す治療法は確立されていません。国内外で多くの研究が進行中であり、病態進行を遅らせる新たな薬剤や再生医療の開発が期待されています。
