仙骨神経損傷の症状と対策
痛み
仙骨神経が損傷すると、射撃痛や焼けつくような痛み、刺すような痛みが生じます。痛みは片側だけに出ることが多く、臀部から太ももにかけて走ります。痛みは持続する場合と断続的になる場合があり、長時間の立位や座位で悪化しやすいです。
筋力低下・しびれ
仙骨神経の障害は脚や足の筋力低下や感覚異常を引き起こします。筋力が弱く感じるだけでなく、しびれやチクチク感、まるで寝ているような感覚が現れることがあります。片脚だけに弱さとしびれが混在するケースもあります。
失禁・排便障害
仙骨神経損傷は膀胱や腸のコントロール障害をもたらすことがあります。馬尾症候群(カウダエクイナ症候群)として知られ、尿や便の失禁、頻尿、排便困難などの症状が出ます。緊急の医療処置が必要です。
予防
定期的な運動で全身の筋力と柔軟性を高めることが、仙骨神経損傷の予防につながります。立位・座位時は正しい姿勢を保ち、背骨に負担をかけないようにしましょう。体をしっかり支える高品質なマットレスの使用も効果的です。
治療
症状の原因に応じて治療法は異なります。理学療法は背部や下肢のリハビリと再発防止に有効です。抗炎症薬や筋弛緩剤で痛みをコントロールし、硬膜外ステロイド注射で炎症を抑えることもあります。持続的な筋力低下や失禁がある場合は外科手術が検討されます。
