ヘノッホ・シェーンライン紫斑病の原因は?
原因
免疫系が過剰に反応し、ウイルスや細菌感染、ワクチン接種、昆虫刺傷、低温、特定の薬剤(抗生物質や抗ヒスタミン薬)などが引き金となって血管炎を起こし、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病が発症します。
主な症状・特徴
ヘノッホ・シェーンライン紫斑病の主な特徴は以下の4つです。
- 紫紅色の斑点状の発疹(足、臀部、腕、体幹、顔、ウエストラインや靴下のラインなどの圧迫部位に出やすい)
- 足首や膝関節の痛みを伴う腫脹
- 嘔吐、血便、腹痛、悪心などの消化器症状
- 腎臓への影響(尿中に血液やタンパクが混じる)
すべての症状が揃うことは稀で、1つでも疑わしい症状が出たら医師の診察を受けることが推奨されます。
診断
症状が2つ以上あれば臨床的に診断しやすいですが、症状が少ない場合は以下の検査で他疾患を除外しながら確定します。
- 血液検査(炎症マーカーやタンパク質)
- 尿検査(腎機能評価)
- 皮膚生検(発疹と血管の状態)
- 腎生検(重度の腎障害が疑われる場合)
- 画像診断(合併症の有無確認)
治療
ほとんどの患者は8週間以内に自然に回復します。対症療法として、非ステロイド性抗炎症薬やアセトアミノフェン、安静、水分補給が推奨されます。以下のような重症例では入院が必要です。
- 激しい腹痛や消化管出血
- 関節の強い疼痛・腫脹
- 脱水や大量の皮膚潰瘍
- 腎機能障害の進行
