危険なカリウム濃度とは?
重要性
カリウムは筋肉や神経の機能に不可欠な電解質です。健康な食事で十分な摂取が可能ですが、激しい運動で大量の汗をかく人は追加が必要になることがあります。カリウムは体内の水分と酸のバランスを保ち、筋肉の成長・修復を助けます。一方、腎臓疾患などでカリウムの排泄がうまくいかない場合は過剰摂取を避ける必要があります。
考慮すべき点
カリウムの推奨摂取量は明確に定められていませんが、米国国立医学図書館は1日あたり2〜2.5 g、米国医学研究所は4 gを目安としています。実際の食事からは平均で2〜6 gが摂取されています。
過剰の識別
血中カリウムが過剰になる状態は「高カリウム血症(ハイパーカレミア)」と呼ばれます。主な症状は動悸、腹痛・下痢、筋肉痙攣、不安、倦怠感、脈が弱くなる、心不全などです。
影響
カリウムが過剰になると筋肉や神経の伝達が乱れ、最悪の場合心停止に至ります。多くは腎臓疾患や感染症が原因です。
追加情報
高血圧の人は「DASH(Dietary Approaches to Stop Hypertension)食」など、カリウムを多く、ナトリウムを控える食事を推奨されます。ただし、血圧降下薬や抗炎症薬、ヘパリンなどの一部の薬剤はカリウム濃度を上昇させることがあります。カリウムが多く含まれる食品としては、肉類、アプリコット、バナナ、カンタロープ、牛乳、キウイ、リマ豆などがあります。
予防・対策
過剰なカリウム摂取は健康を損なう可能性があります。バランスの取れた食事と適切な水分補給が最も重要です。腎臓疾患や糖尿病などの基礎疾患がある場合は、医師と相談しながらカリウム摂取を管理しましょう。
