塩化アンモニウムは赤血球を溶解できるか
塩化アンモニウムによる赤血球溶解の原理
塩化アンモニウムは低張性溶液として働き、赤血球内に水分が流入します。その結果、細胞が膨張し最終的に破裂します。この現象は「浸透圧溶解(osmotic lysis)」と呼ばれます。
必要な濃度と条件
溶解に必要な塩化アンモニウムの濃度は、温度やpH、使用する赤血球の種類によって変わりますが、ヒト赤血球の場合は約0.9%(w/v)で十分です。
実験での利用例
浸透圧溶解は実験室で広く用いられ、血液型判定やDNA抽出などの前処理に利用されています。
