前下腸骨棘(AIIS)の骨折はどのように起こるか?
前下腸骨棘(AIIS)骨折の概要
前下腸骨棘(Anterior Inferior Iliac Spine、略称AIIS)は骨盤の前側に位置する小さな突起です。この部位の骨折は非常に稀で、主に直接的な外力や股関節への転倒が原因となります。骨折は単独で起こることは少なく、股関節骨折や脱臼など他の損傷と併発することが多いです。
主な原因
・股関節に対する直接的な打撃
・股関節に着地した転倒
・繰り返しの衝撃(ランニングやジャンプなど)
衝撃の強さが骨を破壊できるレベルである必要があります。
症状
- 股関節や鼠径部の激しい痛み
- 腫れや打撲による青紫色の変色
- 歩行困難、体重をかけられない
- 脚や足にしびれ・チクチク感が出ることもある
治療法
軽度の骨折では、安静、氷冷、患部の挙上が基本です。疼痛が強い場合は鎮痛薬を使用します。骨片の位置が不安定な場合や合併症がある場合は、外科的固定や手術が検討されます。
予防とリハビリ
骨折後は、適切なリハビリテーションを行い、股関節周囲の筋力と柔軟性を回復させることが重要です。また、転倒防止策や衝撃を受けにくい環境作りも予防に役立ちます。
