キフォーシス(脊柱後弯)の測定手順
キフォーシスとは
キフォーシスは、脊柱が異常に前弯し、背中が丸まる状態を指します。主な原因には、関節炎などの変性疾患、結核などの感染症、外傷性の脊椎損傷、骨粗鬆症などがあります。外観としては、背中が丸くなり姿勢が前かがみになることが多いです。
診断と測定方法
医師はまず詳細な身体検査を行い、必要に応じてX線撮影や磁気共鳴画像(MRI)などの画像検査を実施します。脊柱の曲がり具合は、Cobb法(またはその改良版)を用いて角度を測定します。
必要な道具
- X線装置
- X線フィルム(またはデジタル画像)
- 定規
- 角度計(プロトラクター)
測定手順(Cobb法)
- 患者を立位にさせ、側面からX線撮影を行います。腕は肩の上に上げた状態で撮影すると、脊柱がはっきり映ります。
- 撮影画像上で、曲線の上端と下端となる椎体(上位椎体・下位椎体)を特定します。
- 上端椎体の上端と下端椎体の下端をそれぞれ直線で結び、2本の線を描きます。これらの線はV字形になることが多いです。
- それぞれの直線に対し、垂直な線(90度の線)を角度計で引きます。2本の垂直線は交わります。
- 交点で形成された角度を角度計で測定し、これが脊柱の曲がり角度(Cobb角)となります。
