梨状筋はMRIで撮影できるのか?
梨状筋は臀部の深層に位置する筋肉で、MRI(磁気共鳴画像)で撮影すれば確認できます。本稿ではMRIの概要と、梨状筋・坐骨神経・梨状筋症候群との関係をわかりやすく解説します。
MRIとは
磁気共鳴画像(MRI)は、体内の軟部組織を高いコントラストで描出できる放射線検査です。放射線を使用せず、磁場と無線周波数パルスで水分子の信号を取得し、筋肉や神経、靭帯などを詳細に映し出します。
梨状筋とは
梨状筋は臀部の深部にある平坦な筋肉で、股関節の外旋に関与します。起始は仙骨(S1–S4)で、止点は大腿骨の大転子に付着します。
坐骨神経とは
坐骨神経は腰椎下部から始まり、臀部を通って下肢へと走行する最も太い末梢神経です。大腿神経と腓骨神経に分かれ、下肢全体に感覚と運動支配を行います。
梨状筋症候群とは
梨状筋症候群は、梨状筋が坐骨神経を刺激・圧迫することで生じる症状群です。梨状筋と坐骨神経の解剖学的関係は個人差が大きく、神経が筋肉の中を貫通するタイプでは痛みが起きやすいとされています。
画像診断と梨状筋
臀部・骨盤を含むMRI撮影では、梨状筋ははっきりと映ります。症候群が疑われる場合、筋肉が肥大している、炎症所見があるなどの変化が確認できることがあります。
