回旋腱板損傷の対処法と回復ステップ
回旋腱板は肩関節の回旋を安定させる複数の筋肉群です。米国整形外科学会(AAOS)によると、回旋腱板損傷は肩の痛みの主要な原因であり、加齢とともに発生率が高まります。特に水泳選手や野球の投手、カヤック選手にリスクが高いです。
症状
主な症状は腕や肩の激しい痛み、肩関節の可動域制限、筋力低下、夜間に悪化する痛みなどです。
必要なもの
- 氷嚢(またはタオルで包んだ氷)
- 市販の鎮痛薬(アセトアミノフェン、イブプロフェンなど)
対処手順
- 痛みを伴う動作や活動を避け、症状の悪化を防ぎます。AAOSによると、活動制限だけで症状が改善するケースは約50%です。
- 怪我直後の数日間は、氷嚢をタオルで包んで1回20分程度、1日数回肩に当てます。凍傷を防ぐため、時間を超えないよう注意してください。
- 市販の鎮痛薬を服用し、痛みと炎症を抑えます。特にイブプロフェンは抗炎症作用があり効果的です。
- 1週間経っても改善しない場合は医師の診察を受け、必要に応じてレントゲンやMRIで骨折や他の損傷を除外します。
- ステロイド注射について医師に相談し、炎症を直接抑える方法として検討します。
- 保存的治療で効果がない、もしくは機能低下や強い疼痛が続く場合は手術を検討します。AAOSのデータでは、手術は95%以上の回旋腱板断裂を治癒させますが、完全回復まで6か月かかることがあります。
- 手術後はスリングで肩を固定し、6週間程度は腕の使用を控えます。
- 理学療法で筋力強化と可動域訓練を行い、再発防止と回復促進を図ります。
