過度使用(オーバーユース)

サイクリストの膝の痛みは、主に過度使用が原因です。急に負荷を上げすぎると、筋肉や腱に微細な裂傷が生じます。

原因

  • サドルの高さや位置が合っていない
  • ペダルの回転数(ケイディング)が過大
  • 極端なギア設定での走行
  • 脚部のトレーニング過多
  • クリートの取り付け角度が不適切
  • 個人の解剖学的特徴(膝関節の構造など)

予防・対策

シーズン開始直後は負荷を抑えて走行しましょう。低抵抗で回転数を80〜90rpm程度に保ち、身体を道路走行に慣らすことが膝・股関節の痛み予防に効果的です。

治療法

多くの場合、RICE法(Rest・Ice・Compression・Elevation)で改善します。サイクリング後は膝を休ませ、氷で冷やし、サポーターで圧迫し、座るときや横になるときは膝を高く保ちましょう。

注意点

以下の症状がある場合は速やかに医師の診察を受けてください。

  • 痛みが増強する、または膝が変形・腫脹・赤みを伴う
  • 自己ケアで1週間以上改善しない
  • 脚に体重をかけられない