線維筋痛症の痛みを和らげるトリガーポイント注射

線維筋痛症(Fibromyalgia)は、全身に広がる筋肉痛、睡眠障害、倦怠感、過敏性腸症候群など多様な症状を伴う慢性疾患です。根本的な治療法はまだ確立されていませんが、トリガーポイント注射が症状の軽減に効果を示すことがあります。

トリガーポイント

  • 線維筋痛症患者の筋肉に「結び目」や「しこり」と呼ばれるトリガーポイントが形成されます。これらは体のどの筋肉でも発生し、別の部位に放散痛(参照痛)を引き起こすことがあります。

機能

  • トリガーポイント注射は、緊張した筋繊維帯を緩め、痛みを軽減させることを目的としています。局所麻酔薬を注入することで筋肉がリラックスし、疼痛が和らぎます。

種類

  • トリガーポイント注射には主に2つの方法があります。
    ① 手触診による注射:医師が触感で問題部位を特定し、直接注射を行います。
    ② 針電位筋電図(EMG)ガイド下注射:触診に加えて、EMGガイドや画像診断を用いて正確にトリガーポイントを特定します。

治療手順

  • 医師は細い針を用いて、トリガーポイントに局所麻酔薬を注入します。必要に応じてステロイド薬を併用することもあります。

リスク

  • 注射後に赤みや腫れが現れた場合は、速やかに医師に相談してください。特に肋骨付近での注射は、肺や胸膜の穿刺リスクがあるため注意が必要です。

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