肩の骨折治療プロトコル

肩骨折の概要

肩関節内の骨が折れることを肩骨折と呼びます。対象となる部位は肩甲骨、鎖骨、上腕骨近位部(上腕骨の上部)です。主な原因は衝突・転倒・交通事故などの直接的な衝撃で、症状は疼痛、可動域制限、腫脹、青斑、変形などが現れます。

鎖骨骨折

鎖骨が単一部位で折れた場合は、安静、装具による固定、冷却、鎮痛薬などの保存的治療で対応します。複数部位で骨折したり、皮下に突出したり、著しくずれた場合は手術が必要となり、プレートやスクリューで固定します。

肩甲骨骨折

多くの場合は手術を回避でき、スリングや専用の固定装具で肩を固定し、冷却と鎮痛薬で疼痛を管理します。骨折が肩関節まで及ぶ、または鎖骨骨折を伴う10〜20%の例では手術が行われ、スクリューやプレートで固定します。

上腕骨近位部骨折

骨が正常位置からずれていなければ手術は不要です。ずれがある場合は、スクリュー、ピン、プレートで骨を整復し固定します。重度の場合は人工関節置換術が検討されます。

回復とリハビリテーション

手術・保存的治療のいずれでも、まずは固定期間が必要です。その後は理学療法によるリハビリが行われ、拘縮防止と可動域、筋力、柔軟性の回復を目指します。治療期間は数週間から数か月と症状により異なりますので、担当医や理学療法士に相談してください。

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