膝の脱臼と対処法
膝関節の重要性
膝関節は大腿骨と脛骨をつなぎ、上半身と下半身の安定を保つとともに、脚に大きな力とトルクを伝える支点です。屈伸、捻転、回転、伸展といった多様な動きを可能にし、私たちの移動性の大部分を支えています。骨によって固定されていないゆるい関節であるため、怪我が起こりやすい部位でもあります。
膝の脱臼(関節脱臼)
膝が脱臼すると、膝蓋骨は筋肉、腱、靭帯、軟骨のネットワークにより固定されていますが、外力により位置がずれ、周囲の筋肉や組織に滑り込んでしまいます。この際、膝蓋骨を支える組織が過度に伸びたり裂けたりします。自然に元の位置に戻ること(整復)もありますが、戻らない場合もあります。
激しい痛み
脱臼した膝は、瞬時に激しい痛みが走ります。膝蓋骨が外れた瞬間に膝が崩れ、立っていることさえできず、すぐに倒れてしまいます。その痛みは息ができないほど強く、思わず叫びたくなるほどです。
早急な整復と治療
脱臼はすぐに医療機関で処置が必要です。冷やすだけで済む軽傷ではなく、膝蓋骨が元に戻っていない場合は医師による整復が必須です。周囲の組織に損傷があるため、短時間で大きな腫れが生じます。
注意喚起
自分で膝蓋骨を戻そうとしないでください。さらに損傷を広げる恐れがあります。時間が経つほど損傷が進行するため、できるだけ早く専門医の診察を受けることが重要です。
