回旋腱板損傷の治療法

回旋腱板損傷の症状

  • 加齢や繰り返しの負荷に加え、転倒などの外傷でも回旋腱板は損傷します。主な症状は肩の脱力感、可動域の低下、腕を頭上に上げたときや背中の方に手を伸ばしたときに増す痛みや圧痛です。重い物を持ち上げる、引くといった動作でも痛みが出ます。これらの症状がある場合は、早めに医師の診断を受けましょう。

回旋腱板炎症の治療

  • 医師は画像診断や身体検査で損傷の程度を確認します。炎症のみの場合は、安静と1日数回のアイシング、NSAID(アスピリン、ナプロキセン、イブプロフェンなど)の服用が基本です。2〜3日経過したらアイスから温熱療法へ切り替え、1回20分以内に留めます。また、症状を悪化させる動作は一時的に中止してください。

部分断裂の治療

  • 部分的な腱や筋の断裂がある場合、NSAIDで痛みが緩和しないときはステロイド注射(メチルプレドニゾロンなど)が有効です。副作用や効果については医師と相談してください。必要に応じて、肩を一時的に固定するスリングの使用も勧められます。
  • 回復期間は年齢や損傷の程度により異なりますが、治癒が進んだら理学療法士の指導のもと、肩のストレッチと筋力強化を目的としたリハビリプログラムを開始します。

手術の選択肢

  • 腱板の大きな断裂や完全断裂がある場合、手術が必要です。仕事やスポーツで肩のフルパワーが求められる軽度の損傷でも、機能回復を重視するなら手術が選択されることがあります。部分断裂はデブリードメント(損傷部の鋭利な部分を整える手術)で修復し、完全断裂は腱の再付着手術が行われます。
  • 手術後の回復率は概ね良好で、リハビリテーションが回復を大きく促進します。手術の具体的な流れや期待できる結果は、担当医に直接確認してください。

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