骨髄炎の治療法
骨髄炎は、感染や外傷、免疫低下により骨が炎症を起こす疾患です。治療は症状の重症度、患者の年齢、治療への耐性などに応じて選択されます。
薬物療法
血液検査やX線、CT、MRI、骨生検などで診断が確定したら、まずは感染原因菌に合わせた抗生物質の投与が行われます。多くの場合、最初の2〜4週間は静脈内投与が必要です。重症例では長期間、場合によっては生涯にわたって投与が続くこともあります。嘔吐、下痢、悪心などの副作用やアレルギーに対しては、対症薬で管理します。
外科的治療
抗生物質だけでは効果が不十分な重症例では、手術が検討されます。手術の内容は感染部位の骨や組織の状態により異なります。
ドレナージ・デブリードマン
感染部位を開放し、膿や液体を排出します。また、感染した組織や骨をできる限り除去するデブリードマンを行い、未感染の健全な組織も一部除去して感染源を完全に除去します。
移植・固定
デブリードマンで生じた空洞は、他部位から採取した皮膚、骨、筋肉などで埋め、血流回復と新骨形成を促します。必要に応じて、ロッド、スクリュー、プレートなどの外部固定具を用いて骨を安定させます。外傷性骨髄炎の場合は、感染部位から異物や破片を除去することも重要です。
